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嘔吐物処理セットに必要なもの|職場用キットの作り方

嘔吐物処理セット 職場用キット 手袋 マスク 消毒液 感染症対策

職場で誰かが吐いたとき、道具を探して走り回っているあいだにも、床の汚れは乾いていきます。嘔吐物処理セットは、身を守る物、拭き取る物、消毒液、捨てる袋の4種類を1つの箱にまとめ、誰でも取り出せる場所に置くのがおすすめです。既製品を買っても、自分たちで作っても構いません。大事なのは、開けてすぐに使える状態にしておくことです。

※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。食品や介護、医療を扱う職場は、施設の衛生管理の基準や保健所の指導を優先してください。

嘔吐物処理セットに必要なものは?

厚生労働省のQ&Aでは、吐いたものを処理するときは使い捨てのエプロン、マスク、手袋を着け、ペーパータオルなどで静かに拭き取り、次亜塩素酸ナトリウムで床を拭くとしています。使った物はビニール袋に密閉して捨てます。この流れに合わせて、箱の中身を決めます。

種類入れる物1回分の目安
身を守る物使い捨て手袋、マスク、エプロンかガウン、シューズカバー手袋2組、ほかは各1つ
拭き取る物ペーパータオル、凝固剤、紙のヘラやちり取りペーパータオル20枚ほど
消毒する物次亜塩素酸ナトリウムの原液、薄める用の空ボトル、計量カップ各1つ
捨てる物口を縛れるビニール袋2枚
知らせる物手順書、「清掃中」の表示各1つ
数はサラヤ「汚物の処理ツールBOX」の中身を参考にした目安です。

手袋を2組入れておくと、拭き取ったあとで汚れた手袋を替えられます。見落としやすいのは手順書です。処理をする人は慌てているので、読めば順番が分かる紙を、箱のいちばん上に入れてください。

買うなら、作るなら、おすすめの3つ

商品向く職場入っている量価格(楽天)
サラヤ 汚物の処理ツールBOX事業所に1箱、まとめて置きたい1回分(凝固剤は2袋)5,330円
おうとキット夜勤や少人数で、薄める手間をなくしたい1回使い切り2,970円
川西工業 2067 ニトリル手袋自分たちで箱を作る、補充する100枚1,148円
価格は変わることがあります。送料は店舗の条件をご確認ください。

事業所に1箱:サラヤ 汚物の処理ツールBOX

サラヤ 汚物の処理ツールBOX

何を入れるかを考えずに1箱そろえたいなら、サラヤのツールBOXがおすすめです。販売ページでは、手袋2双、袖付きのガウン、マスク、シューズカバー、ポリ袋2枚、ペーパータオル20枚に、凝固剤2袋、紙のヘラとちり取り、濃度5〜6%の次亜塩素酸ナトリウム液250mLがセットと案内されています。

  • 良い点:幅235×奥行140×高さ295mmの箱のまま棚に置ける。薄めるための空ボトルとカップも入っている
  • 注意点:届いたらすぐに開けて、説明書どおりに消毒液を作って保管する。箱のまま置きっぱなしにしない
  • 会社運用:手袋はLサイズ。手の小さい人がいる職場は、合うサイズの手袋を足しておく

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夜勤や少人数の職場に:おうとキット

おうとキット 嘔吐物処理セット

夜勤の人や少人数の職場には、薄める作業がいらないおうとキットがおすすめです。販売ページでは、約1000ppmの次亜塩素酸ナトリウム液が最初から入っていて、原液のまま使えると案内されています。手袋2種類、サージカルマスク、エプロン、シューズカバー、処理剤、A3の説明書がアルミの袋にまとまっています。

  • 良い点:未開封なら購入後3年の品質保証。袋の裏に「立入禁止」の絵があり、簡単な看板として使える
  • 注意点:1回で使い切り。使ったら、その日のうちに次を注文する
  • 会社運用:3年たつ前に入れ替えられるように、買った日を袋に書いておく

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自分で作るなら:川西工業 2067 ニトリル使いきり手袋

川西工業 2067 ニトリル使いきり手袋 100枚入

箱を自分たちで作るなら、手袋は100枚入りで買っておくのがおすすめです。清掃や衛生作業など、ふだんの仕事にも回せます。販売ページでは、粉なしの左右兼用で、食品衛生法の適合品と案内されています。サイズはSSからLまであります。

  • 良い点:左右の区別がないので、片方が余らない。100枚で1,148円と補充しやすい価格
  • 注意点:薄手なので、破れたらすぐに替える。吐いたものに触れた手袋で、ほかの物を触らない
  • 会社運用:箱のまま入れず、2組ずつ小さな袋に分けて入れる。出す枚数で迷わなくなる

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自分で作るときは、どう作る?

  1. ふたと持ち手の付いた箱を用意し、外に「嘔吐物処理セット」と大きく書く
  2. 表の品を1回分ずつ入れる。手袋、マスク、エプロンは小さな袋にまとめる
  3. 原液は元の容器のまま入れ、薄める量を書いた紙を添える
  4. 手順書をいちばん上に置く
  5. 箱の外に、中身の一覧と次の点検日を貼る

原液の濃度は製品ごとに違うので、同じ量を入れても同じ濃さにはなりません。厚生労働省のQ&Aでは、床を拭くときは塩素濃度約200ppm、使った物を捨てる袋には約1000ppmとしています。薄める量の目安は次のとおりです。

使う場面塩素濃度原液が6%のとき原液が5%のとき
吐いたあとの床を拭く約200ppm水3Lに原液10mL水2.5Lに原液10mL
使った物を捨てる袋に入れる約1000ppm水1Lに原液約17mL水1Lに原液20mL
既製品のセットは、それぞれの説明書に従ってください。

酸性タイプの洗剤とは混ぜないでください。霧吹きでまくと飛び散りやすいので、液はペーパータオルに含ませて使います。

どこに置けばいい? 何セット必要?

吐いてしまう場所は、トイレ、休憩室、通路、客席などさまざまです。鍵のかかる倉庫にしまい込まず、夜間の担当者も取り出せる場所に置くのがおすすめです。

  • 置く場所:トイレの近くの棚や、休憩室の決まった場所。来客や子どもの手が届かない高さにする
  • 数:フロアや建物ごとに1つ。送迎車や配送車があるなら車にも1つ
  • 環境:高温や直射日光を避ける。特に薬剤は棚の下段など涼しい場所に
  • 周知:置き場所を休憩室に掲示し、新しく入った人には初日に伝える

いざというときに使えるようにするには?

買っただけで未開封のままだと、当日に手袋の替えどきや袋の扱いで迷います。月に1回の点検と、年に1回の練習を決めておくと、担当者が替わっても続きます。

  • 月に1回:手袋やマスクの数、袋の破れ、原液の期限を確かめる
  • 使ったら:その日のうちに補充し、いつ、どこで使ったかを記録する
  • 年に1回:練習用の1組を開けて、着ける順番と拭き取り方を担当者で確かめる

よくある質問

新聞紙やタオルで代用できますか?

新聞紙は吐いたものを覆うのには使えますが、拭き取りには使い捨てのペーパータオルがおすすめです。布のタオルや雑巾を使ったときは、洗って使い回さず、ほかの物と一緒に捨ててください。

アルコールの除菌シートで床を拭いてもいいですか?

ノロウイルスには十分ではありません。厚生労働省のQ&Aでは、完全に失活化する方法として、次亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸水、加熱が挙げられています。

嘔吐物処理セットに使用期限はありますか?

製品ごとに違います。おうとキットは販売ページで、未開封なら購入後3年と案内されています。自分で作ったセットは、原液と手袋の表示を見て、箱の外に期限を書いておくのがおすすめです。

何セット用意すればいいですか?

フロアや建物ごとに1つが目安です。1回使うと中身が減るので、すぐ補充できるように、事業所全体でもう1つ予備を持っておくと安心です。

飲食店の備えと、職場の備品もあわせて確認する

飲食店の発注例は飲食店の嘔吐物処理・感染対策セットに、職場に用意する物の全体は必要な備品一覧にまとめています。

関連ページ

確認した情報

  • 厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」
  • 花王プロフェッショナル・サービス「汚物処理の方法を知りたい」
  • 各メーカー・販売店の商品ページ

この記事は一般的な情報です。薬剤は製品の表示と使用上の注意に従ってください。食中毒が疑われるときや、多くの人に症状が出たときは、保健所に相談してください。

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