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職場の熱中症対策は、気温が上がってからではなく、遅くとも4月の準備期間までに体制と手順を整えるのが基本です。厚生労働省のクールワークキャンペーンも、例年4月を準備期間、5〜9月を実施期間として展開されています。
ただし、屋内の熱源、地域、作業内容によっては春先から暑熱リスクがあります。カレンダーだけでなく、現場の実測値と作業条件で判断します。
2〜3月:前年の記録を振り返る
- 熱中症や体調不良が起きた日時・場所
- WBGTが高かった作業
- 休憩場所や冷却設備の不足
- 報告が遅れた事例
- 水分・塩分、空調服、冷却用品の不足
- 新規入職者、休み明けの人への対応
4月:体制・手順・設備を準備する
報告先、判断責任者、緊急連絡網、搬送先、作業離脱・身体冷却・受診等の手順を見直します。WBGT指数計を点検し、休憩場所、飲料、冷却用品、空調設備の動作を確認します。
5月:暑熱順化と試運用
暑さに身体を慣らす期間を計画し、特に新規入職者や長期休暇明けの作業者へ配慮します。測定、休憩、声かけ、報告手順を現場で試します。
6〜9月:測定と運用
作業場所でWBGTを測定し、作業強度、着衣、直射日光、熱源、風通しを踏まえて対策を調整します。熱中症警戒アラートは参考情報として使い、現場測定の代わりにしません。
10月以降:記録と改善
発生事例、ヒヤリハット、備品使用量、休憩実績を確認し、翌年予算へ反映します。夏物用品を清掃・乾燥・点検して保管します。
年間チェックリスト
- 前年の発生・ヒヤリハットを確認
- 4月までに報告体制と手順を更新
- WBGT指数計と設備を点検
- 5月に暑熱順化と試運用
- 夏季は現場測定と巡視を継続
- 秋に記録・予算・保管を見直す
まとめ
熱中症対策は夏だけのイベントではありません。春に仕組みを作り、夏に運用し、秋に改善する年間業務として管理します。
一次情報:厚生労働省「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000116133.html
会社全体の熱中症対策も確認する
この記事の対応に加えて、WBGT測定、休憩、給水、報告体制、緊急対応、必要な対策用品まで会社全体で整える場合は、法人向け・職場の熱中症対策をご確認ください。
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