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停電対策で最初に決めるのは、購入する電源ではなく「停電中も維持する業務」です。すべてを通常どおり動かそうとすると必要容量が膨らみ、重要な通信や照明に電力を回せなくなります。
管理人の停電経験
台風等の停電でインターネットが止まり、受発注や連絡に使うPCが使いにくくなった経験から、PC接続型のモバイルWi-Fiを揃えました。電源容量だけでなく、通信回線の代替、端末の充電、対応エリア、回線混雑まで確認します。詳しくは管理人の体験談をご覧ください。
停電対策の優先順位表
| 優先度 | 対象 | 判断 |
|---|---|---|
| A:停止できない | 人命、警報、避難、保安、必要な医療設備 | 専用電源・代替手段・担当者を確保 |
| B:時間限定で維持 | 通信、顧客連絡、優先PC、温度監視 | 稼働時間と交代運用を決定 |
| C:安全に停止 | 通常照明、一般PC、非優先設備 | 停止手順と復電手順を作成 |
| D:使用禁止 | 浸水・破損・異臭・発熱のある設備 | 通電せず専門業者へ確認 |
停電時に残す業務を選ぶ
- 人命・安全:非常照明、警報、入退室、医療・保安設備
- 連絡:スマートフォン、無線、ルーター、ラジオ
- 事業継続:優先PC、サーバー、決済、顧客連絡
- 品質維持:冷蔵・温度管理・監視設備
必要電力を計算する
目安は「機器の消費電力W × 使用時間h」です。たとえば50Wの機器を8時間使うと400Whですが、変換損失や起動電力を考慮し、余裕を持たせます。容量Whだけでなく、同時に接続する機器の合計が定格出力Wを超えないことも確認してください。
| 機器 | 消費電力 | 使用時間 | 必要量 |
|---|---|---|---|
| ルーター | 実機表示を確認 | 必要時間 | W×h |
| ノートPC | ACアダプターを確認 | 必要時間 | W×h |
| 照明 | 台数合計 | 必要時間 | W×h |
電源だけでなく、受発注用の通信を同時に確保する
管理人が停電時に特に困ったのは、インターネット停止で受発注ができなくなったことでした。ポータブル電源の容量だけでなく、PCへ接続できるモバイル回線、スマートフォンのテザリング、異なる通信会社の予備回線を組み合わせます。
- 商品選定:対応OS、接続方法、利用エリア、月間容量、同時接続台数を確認
- 購入数:重要PC・受発注担当・拠点ごとに算定し、1台だけへ集中させない
- 運用:平時に接続試験を行い、ID・パスワード・充電場所を台帳化する
通信端末は回線契約とエリア適合が必要なため、機種名だけで一律推奨しません。自社の主回線と異なる通信網を候補にし、実際の拠点で試験してください。
法人向けポータブル電源の選び方
- 容量Whと定格出力W
- 必要なAC・USBポート数
- 充電時間と保管時の点検方法
- 電池方式、保証、修理窓口
- UPS機能を使う場合の切替仕様と対象機器との相性
おすすめ:EcoFlow DELTA 3 Classic
1024Wh・定格出力1500W。事務所の通信・PC・照明を限定運用する用途の候補です。購入前に実機の消費電力を計測し、1拠点1台で足りるか、用途別に複数台へ分けるかを決めてください。
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情報収集:ソニー ICF-B300
携帯回線が混雑・停止した場合に備え、ラジオを別系統の情報源として拠点へ配置します。
※Amazonアソシエイトリンクを含みます。価格・在庫・仕様は購入時にご確認ください。
拠点ごとの必要容量と台数を決める
必要容量はカタログの大きさではなく、接続機器ごとの消費電力W×運転時間hを積み上げ、変換損失と余裕を加えて決めます。1台へ集中させると故障時にすべて停止するため、通信・照明・PCなど用途別に分散する方法も比較します。
| 確認項目 | 計画へ記入する内容 |
|---|---|
| 使用機器 | 型番、実測または表示消費電力、起動電力 |
| 必要時間 | 停電想定時間、交代使用、充電の可否 |
| 出力 | 同時使用機器の合計Wと余裕 |
| 容量 | 合計Wh、変換損失、劣化・低温時の余裕 |
| 台数 | 用途別・フロア別・拠点別+故障時の代替 |
| 保管 | 温度、充電率、点検日、持出担当、保証 |
BtoB購入の順番:①実機の電力を測る、②優先業務を試験停止する、③候補機1台で負荷試験する、④必要容量・台数を確定する、⑤複数拠点へ展開します。価格に加え、納期、同型の追加調達、保証・修理窓口、請求書・インボイス対応を比較してください。
発生時の連絡手順
- 停電範囲と人的被害を確認
- 責任者が重要業務の継続・停止を宣言
- 従業員へ一斉連絡し、返信方法を統一
- 顧客・取引先へ影響と復旧見込みを連絡
- 通信が不通ならラジオ・予備回線・集合ルールへ切替
復電後にすぐ全設備を入れない
浸水、焦げ臭、発熱、破損がないか確認します。複数機器を同時投入せず、重要設備から段階的に復旧します。水に濡れた機器や異常のある分電盤は通電せず、電気工事業者へ確認してください。
安全上の注意
携帯発電機は一酸化炭素中毒の危険があるため屋内・車庫・換気の悪い場所で使用しません。ポータブル電源も火災・感電リスクがあるため、メーカーの保管・充電・使用条件を守ります。
公的資料と関連ページ
更新日:2026年8月23日

